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えもんざか
ふりがな文庫
“えもんざか”の漢字の書き方と例文
語句
割合
衣紋坂
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
衣紋坂
(逆引き)
平次と八五郎は、お妻の茶屋を出ると、
衣紋坂
(
えもんざか
)
を下つて、五十間を
門竝
(
かどなみ
)
に、大門前までいろいろの事を訊ね廻りました。
銭形平次捕物控:174 髷切り
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
叱
(
しつ
)
!
默
(
だま
)
つて/\と、
目
(
め
)
くばせして、
衣紋坂
(
えもんざか
)
より
土手
(
どて
)
に
出
(
い
)
でしが、
幸
(
さいは
)
ひ
神田
(
かんだ
)
の
伯父
(
をぢ
)
に
逢
(
あ
)
はず、
客待
(
きやくまち
)
の
車
(
くるま
)
と、
烈
(
はげ
)
しい
人通
(
ひとどほり
)
の
眞晝間
(
まつぴるま
)
、
露店
(
ほしみせ
)
の
白
(
しろ
)
い
西瓜
(
すゐくわ
)
、
埃
(
ほこり
)
だらけの
金鍔燒
(
きんつばやき
)
弥次行
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
五十
間
(
けん
)
の両側に、
暖簾
(
のれん
)
をならべている飲食店の内から、客や女が、いっせいに外へ飛びだしてみると、
廓
(
くるわ
)
の
大門口
(
おおもんぐち
)
から
衣紋坂
(
えもんざか
)
の方へ、一人の侍が、血刀を持ったまま、
盗
(
ぬす
)
ッ
人
(
と
)
のように逃げて行った。
鳴門秘帖:02 江戸の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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