“いへぬし”の漢字の書き方と例文
カタカナ:イヘヌシ
語句割合
家主100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
家主いへぬし女主人をんなあるじところ見知みしらぬひとさへすればれもになる。もん呼鈴よびりんたび惴々びく/\しては顫上ふるへあがる。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
門野かどのに案内をさせて平岡夫婦に見せると、大抵からうと云ふ事でわかれたさうだが、門野かどの家主いへぬしの方へ責任もあるし、又其所そこが気に入らなければほかさがす考もあるからと云ふので
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
ネワ河水を鉄管にて引きたる上水あり。瓦斯燈がすとうの装置あり。その完全なる物に至つては門衛をも家主いへぬしの支辨にて雇ひ入れあるにあらずや。吾人は最期に読者の注意を乞はんと欲する一事あり。