“いえぬし”の漢字の書き方と例文
語句割合
家主100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宝暦の三年下河原清左衞門という浪人者が築地小田原町に裏家住いを致して居るうちに、家主いえぬし金兵衞が、娘の孝心から誠に気の毒だというので
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
毎日通う役所から四時過ぎに帰って、十畳ばかりのにすわっていると、家主いえぬしの飼う蜜蜂が折々軒のあたりを飛んで行く。
二人の友 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
中川君がそれを見て家主いえぬしに聞いたところが今日明くのでまだ後の借人かりてまらない。しかし割安の家だから直ぐに借人が出来るだろうといった。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)