“惴々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ずいずい20.0%
ずゐ/\20.0%
はらはら20.0%
びくびく20.0%
びく/\20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
惴々ずいずい焉としてその侵入を防遏ぼうあつしようとしておる。
之れを全国の政事海に徴すれば、奔馬常に狭少なる民吏の競塲に惴々ずゐ/\たるに過ぎざるなり。
一種の攘夷思想 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
「余り蒲田が手酷てひどい事を為るから、僕も、さあ、それを案じて、惴々はらはらしてゐたぢやないか。嘉納流も可いけれど、後前あとさきを考へて遣つてくれなくては他迷惑はためいわくだらうぢやないか」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
家主いえぬし女主人おんなあるじところ見知みしらぬひとさえすればそれもになる。もん呼鈴よびりんたび惴々びくびくしては顫上ふるえあがる。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
家主いへぬし女主人をんなあるじところ見知みしらぬひとさへすればれもになる。もん呼鈴よびりんたび惴々びく/\しては顫上ふるへあがる。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)