“いひふら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
云觸50.0%
言觸50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
盜みしと白状致したりこと其譯そのわけは其方へはなし内々博奕にかつつもり云觸いひふらしたる由其方隱す共勘太郎白状なれば最早もはやのがれずたつて隱せば汝も女ながらあやしやつゆゑ入牢の上拷問申付けるぞとおどされしかば面色めんしよく蒼然あをざめ私しは馬喰町にて人を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
無念なりと蹉跎あしすりなしていかり給ひしが今更詮方せんかたも無りしとぞ假初かりそめにも十五萬石にて播州姫路の城主たる御身分ごみぶん素性すじやうもいまだたしかならぬ天一坊に下座ありしは殘念ざんねんと云も餘りあり天一坊は流石さすが酒井家さかゐけさへ下座されしとわざ言觸いひふらし其威勢ゐせいおほなみの如くなれば東海道筋にて誰一人爭ふ者はなく揚々やう/\として下りけるは
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)