“いしゆみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
80.0%
弩弓12.0%
石弩8.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
不日、青龍の牙旗をひるがえした船を見たまわば、即ち、われら降参の船なりとご覧ぜられ、水寨すいさいいしゆみを乱射するを止めたまわんことを。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
敵のほこを奪ってぎ、敵の弩弓いしゆみを取って、なぐりつけ、馬も人も、さながら朱で描いた鬼神そのものだった。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
篠懸すゞかけの木よ、總大將が乘る親船おやぶね帆檣ほばしら、遠い國の戀に向ふはらんだ帆——男の篠懸すゞかけ種子たねを風に石弩いしゆみの如く、よろひを通し腹を刺す——女の篠懸すゞかけ始終しじゆう東をばかり氣にしてゐて定業ぢやうごふ瞑想めいさうする
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)