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あらもの
ふりがな文庫
“あらもの”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
荒物
63.6%
麤物
9.1%
新刀
9.1%
新物
9.1%
雑貨
9.1%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
荒物
(逆引き)
苔
(
こけ
)
の生えた
鱗葺
(
こけらぶ
)
きの屋根、腐った土台、傾いた柱、汚れた
板目
(
はめ
)
、干してある
襤褸
(
ぼろ
)
や
襁褓
(
おしめ
)
や、並べてある駄菓子や
荒物
(
あらもの
)
など、
陰鬱
(
いんうつ
)
な
小家
(
こいえ
)
は不規則に限りもなく引きつづいて
すみだ川
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
あらもの(荒物)の例文をもっと
(7作品)
見る
麤物
(逆引き)
延喜式にも毛の
麤物
(
あらもの
)
、毛の
和物
(
にこもの
)
を供物とする事がその
祝詞
(
のりと
)
に見えている。毛の荒い獣類、毛の和かい獣類だ。古代には日本人も普通に獣肉を食した。
人身御供と人柱
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
特に鹿や猪を常食としたので、これを呼ぶに「シシ」すなわち肉の称を以てする程にもなっている。したがって神もそれを要求し給うものとして、所謂毛の
麤物
(
あらもの
)
毛の
和物
(
にこもの
)
を供物として捧げるのである。
人身御供と人柱
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
あらもの(麤物)の例文をもっと
(1作品)
見る
新刀
(逆引き)
国事
(
おおやけ
)
に関する暗撃果合いや、
新刀
(
あらもの
)
試し辻斬の類を
除
(
ぬ
)
かした土民人情の縺れから来る兇行の因に五つある。
物盗
(
ものとり
)
、恐怖、貪慾、
嫉妬
(
やきもち
)
、それから意趣返しと。伊兵衛の場合はあきらかに物盗ではない。
釘抜藤吉捕物覚書:08 無明の夜
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
あらもの(新刀)の例文をもっと
(1作品)
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新物
(逆引き)
また
新物
(
あらもの
)
にするといったふうに、
盥廻
(
たらいまわ
)
しがきいたり、金銀のお支払いなどもおよそ目分量みたいなものでしたがね
宮本武蔵:04 火の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
あらもの(新物)の例文をもっと
(1作品)
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雑貨
(逆引き)
政雄は
錠前
(
じょうまえ
)
をそのままにしてある雨戸をがたびしと開けて、物に追われるように土間へ入るなり、あわただしく
後
(
あと
)
をびしりと閉めた。そこには商売用の
雑貨
(
あらもの
)
を並べた台が左右にあった。
女の怪異
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
あらもの(雑貨)の例文をもっと
(1作品)
見る
“あらもの”の意味
《名詞1》
粗末なもの。
ほうき、ちりとり、ざるなどの雑貨。
《名詞2》
新しいもの。
生のままの進物や供物。
《名詞3》
荒々しい者。乱暴な者。
(出典:Wiktionary)
検索の候補
あらみ
しんもの
ざっか