“あきんどふう”の漢字の書き方と例文
語句割合
商人風100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかしその後ろに、商人風あきんどふうな男が、こちらへ背を向けたまま、室内で、もう一名の行房ゆきふさとはなしこんでいるのをチラと見
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
下諏訪しもすはると、七八にん田螺たにしきさうな、しか娑婆氣しやばつけ商人風あきんどふうのがひからして、ばら/\とはひつてた。なか一人ひとり、あの、をんな二人ふたりところへ、ましてこしけたをとこがあつた。
魔法罎 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
やつした姿は商人風あきんどふう、縞の衣裳に半合羽、千草の股引き甲斐甲斐しく、両掛けかついで草鞋ばき、ひどく堅気に見せながらも、争われぬは歩きぶり、足の爪先踏みしめ踏みしめ、かがとこらえる武者運び
任侠二刀流 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)