“あきくさ”の漢字の書き方と例文
語句割合
秋草100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
無邪氣むじやき笑顏ゑがほいつもあいらしく、雪三せつざう菊塢きくう秋草あきくささかりなりとかきくを、此程このほどすぐさずともなひてはたまはらずやと掻口説かきくどきしに、なん違背ゐはいのあるはずなく、おまへさま御都合ごつがふにて何時いつにてもおともすべしと
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
それから彼は、かねて連絡をつけてあった看護婦の秋草あきくさに渡した。
鞄らしくない鞄 (新字新仮名) / 海野十三(著)
秋草あきくさみだれた、野原のはらにまで、ちょうは一んでくるとがゆるんで、一ぽん野菊のぎくはなにとまってやすみました。
冬のちょう (新字新仮名) / 小川未明(著)