トップ
>
『ふるさとびと』
ふりがな文庫
『
ふるさとびと
(
)
』
おえふがまだ二十かそこいらで、もう夫と離別し、幼兒をひとりかかへて、生みの親たちと一しよに住むことになつた分去れの村は、その頃、みるかげもない寒村になつてゐた。 淺間根腰の宿場の一つとしての、瓦解前の繁榮にひきかへ、今は吹きさらしの原野の中 …
著者
堀辰雄
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「新潮 第四十巻第一号」1943(昭和18)年1月号
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約25分(500文字/分)
朗読目安時間
約41分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
空
(
あ
)
在
(
ざい
)
凍
(
し
)
分
(
ぶ
)
平
(
たひら
)
宿
(
しゆく
)
雜
(
ま
)
煩
(
わづら
)
跛
(
びつこ
)
女
(
ひと
)
諍
(
いさか
)
詮
(
あきら
)
劫
(
おびや
)
紛糾
(
いざこざ
)
襤褸
(
ぼろ
)
轉
(
ころ
)
萵苣
(
ちさ
)
荒
(
すさ
)
老
(
ふ
)
間
(
ま
)
拓
(
ひら
)
滅入
(
めい
)
梅雨
(
つゆ
)
桝形
(
ますがた
)
上段
(
じやうだん
)
愕
(
おどろ
)
怖氣
(
おぢけ
)
小諸
(
こもろ
)
娵
(
よめ
)
娘
(
こ
)
厩舍
(
うまごや
)
分去
(
わかさ
)
佐久
(
さく
)
二十
(
はたち
)