深夜の宴「ア。記代子さん」 熱海駅の改札口をでようとする人波にもまれながら、放二はすれちがう人々の中に記代子の姿をみとめて、小さな叫び声をのんだ。 記代子は、彼がみとめる先に、彼に気付いていたようだ。 けれども、視線がふれると、記代子は目を …
| 著者 | 坂口安吾 |
| ジャンル | 文学 > 日本文学 > 小説 物語 |
| 初出 | 「読売新聞 第二六三六七号~第二六五二〇号」1950(昭和25)年5月19日~10月18日 |
| 文字種別 | 新字新仮名 |
| 読書目安時間 | 約6時間28分(500文字/分) |
| 朗読目安時間 | 約10時間47分(300文字/分) |