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念
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おも
ふりがな文庫
“
念
(
おも
)” の例文
昼間の程は
勗
(
つと
)
めて
籠
(
こも
)
りゐしかの
両個
(
ふたり
)
の、夜に入りて後
打連
(
うちつ
)
れて入浴せるを伺ひ知りし貫一は、例の
益
(
ますま
)
す人目を
避
(
さく
)
るならんよと
念
(
おも
)
へり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
「呆れた野郎だ、——お靜、大福餅を出してやつてしまひな。そいつは見込まれたものだ、他の者が喰ふと、八五郎の
念
(
おも
)
ひで中毒する」
銭形平次捕物控:205 権三は泣く
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
かくのごとき練習が日に三度ずつあるがため、講釈も何もしないでこの民を
念
(
おも
)
う心が養われ、遺伝的にズッと続いて来るかと思う。
教育家の教育
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
私はまた変な不安の
念
(
おも
)
いを
抱
(
いだ
)
きながら、あまり
執拗
(
しつよう
)
に留めるのも大人げないことだと思って女のいうがままにさしておいた。
黒髪
(新字新仮名)
/
近松秋江
(著)
寛永二十年の晩秋、彼が、岩殿山の一洞に
籠
(
こも
)
って書いた「
五輪書
(
ごりんのしょ
)
」は、武蔵としても、
畢生
(
ひっせい
)
の
念
(
おも
)
いをうちこんで筆を執ったものにちがいない。
随筆 宮本武蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
この歌の次に、「わが
屋戸
(
やど
)
の
夕影草
(
ゆふかげぐさ
)
の白露の消ぬがにもとな
念
(
おも
)
ほゆるかも」(巻四・五九四)というのもあり、極めて
流暢
(
りゅうちょう
)
に歌いあげている。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
……松茸御所柿は心のまゝに喰ひちらし、今は
念
(
おも
)
ひの殘るものなしと、暮秋二十八日より三十二日目に武江深川に至り候。
桃の雫
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
『さう、
眞箇
(
ほんとう
)
に!』
怖
(
おそ
)
れて
尻尾
(
しツぽ
)
の
先
(
さき
)
までも
顫
(
ふる
)
へてゐた
鼠
(
ねずみ
)
が
叫
(
さけ
)
びました。』
若
(
も
)
し
私
(
わたし
)
が
斯麽
(
こんな
)
事
(
こと
)
を
話
(
はな
)
したが
最期
(
さいご
)
!
私
(
わたし
)
の一
家族
(
かぞく
)
は
殘
(
のこ
)
らず
猫
(
ねこ
)
を
仇敵
(
かたき
)
に
念
(
おも
)
ふ。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
『中阿含経』十六に
大猪
(
おおぶた
)
五百猪に王たり嶮難道を行くうち虎に逢う、虎と闘わば
必定
(
ひつじょう
)
殺されん闘わねば子分輩に笑われんいかにすべきと
念
(
おも
)
うて
十二支考:01 虎に関する史話と伝説民俗
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
と云って、もう一つ、ほんとうに前のよりはずっと長いのを授けてくれたが、それは「
我
(
われ
)
念
(
おも
)
ふ所の人あり」と云う「夜雨」の詩であった。———
少将滋幹の母
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
まことにありがたいことでこの
後
(
のち
)
とてもチベット旅行中いろいろの困難が起りましたが常に
釈迦牟尼仏
(
しゃかむにぶつ
)
を
念
(
おも
)
うてその困難を忍んだことであります。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
それらがどんなに昨夜震えながら恐怖の
念
(
おも
)
いに充たされたことかと、幾分の恥かしさを感じた。本当にはずかしい事だ。
或る少女の死まで
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
「わたくしは柏軒先生随行者の問題が起つた時、是非共志村玄叔を遣らうとおもつた。それは先生一身の安危に繋る事情より
念
(
おも
)
ひ到つたのである。」
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
連城は起きてから、いつも賓娘のことを
念
(
おも
)
って、使をやって探らそうとしたが、道が遠いのでいくことができなかった。ある日、家の者が入って来て
連城
(新字新仮名)
/
蒲 松齢
(著)
遜志斎は吟じて曰く、聖にして有り西山の
饑
(
うえ
)
と。孝孺又其の
瀠陽
(
えいよう
)
を
過
(
よ
)
ぎるの詩の中の句に吟じて曰く、之に
因
(
よ
)
って
首陽
(
しゅよう
)
を
念
(
おも
)
う、
西顧
(
せいこ
)
すれば
清風
(
せいふう
)
生ずと。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
伏して
念
(
おも
)
う、某、
室
(
しつ
)
を喪って
鰥居
(
かんきょ
)
し、門に倚って独り立ち、
色
(
しき
)
に在るの戒を犯し、多欲の求を動かし、孫生が両頭の蛇を見て決断せるに
効
(
なら
)
うこと
能
(
あた
)
わず
牡丹灯記
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
虹の松原に
因
(
ちな
)
んで名を
虹汀
(
こうてい
)
と改め、八景を選んで筆紙を
展
(
の
)
べ、自ら版に起して
洽
(
あま
)
ねく
江湖
(
こうこ
)
に
頒
(
わか
)
たん事を
念
(
おも
)
へり。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
それでもあの哀しさうな
表情
(
かほつき
)
を見ると、雀たちの腹に
念
(
おも
)
つてゐることくらゐは、ほぼわかるやうな気がする。
独楽園
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
などとこの頃では浜路も仁右衛門も、危惧の
念
(
おも
)
いに捉われるようになった。そこへゆくりなく薬草道人の、薬剤車の
轍
(
わだち
)
の音が、昨夜聞こえて来たのであった。
任侠二刀流
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
すべての人が去って、はじめて二人だけになったとき、老母はそっと由紀の手を取って「ありがとうよ」と云った。どのような
念
(
おも
)
いをこめたひと言だったろう。
日本婦道記:藪の蔭
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
親が早くなくなったので親よりの制裁もなく、自分の
念
(
おも
)
うままに好きな植物研究に入って行ったのです。
牧野富太郎自叙伝:01 第一部 牧野富太郎自叙伝
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
成る可く労力を節約して成るべく多く成功するの工夫を
運
(
めぐ
)
らすべし。さりとて相場師に為れと言ふには非ず。
但
(
ただ
)
し人事なべて多少投機の性質を帯ぶるものと
念
(
おも
)
ふべし。
大久保湖州
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
第一「職務を執るに当りては常に人権の重んずべきことを
念
(
おも
)
い、その非違を匡正するは安寧秩序を維持するため已むを得ざるに出ずるものなることを忘るべからざること」
社会時評
(新字新仮名)
/
戸坂潤
(著)
いにしへの神の時より逢ひけらし今の心も
常
(
つね
)
念
(
おも
)
ほえず(常不所念。常わすられず) (巻十三)
日本精神史研究
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
いとし
男
(
お
)
の血に渇きたる
Pasiphaé
(
パヂファエ
)
は、命あらばさぞと覚ゆる
壮漢
(
ますらお
)
が、刺されて流す血に
酔
(
え
)
ひて、情慾と恐怖の身ぶるひに、快楽と敬神の
念
(
おも
)
ひを合せ
味
(
あじわ
)
ひしが
珊瑚集:仏蘭西近代抒情詩選
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
予
(
わし
)
はまた
別
(
べつ
)
の
方
(
はう
)
へ
往
(
い
)
て
梯子
(
はしご
)
を
取
(
と
)
って
來
(
こ
)
ねばならぬ、
其
(
その
)
梯子
(
はしご
)
でお
前
(
まへ
)
の
戀人
(
こひびと
)
が、
今宵
(
こよひ
)
暗
(
くら
)
うなるが
最後
(
さいご
)
、
鳥
(
とり
)
の
巣
(
す
)
へ
登
(
のぼ
)
らッしゃるのぢゃ。
予
(
わし
)
は
只
(
たゞ
)
もう
齷齬
(
あくせく
)
とお
前
(
まへ
)
を
喜
(
よろこ
)
ばさうと
念
(
おも
)
うて。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
きッと来まい。汽車が出なければいい。出ないかも知れぬ。出ないような気がする。きッと出ない。私の
念
(
おも
)
いばかりでもきッと出さない。それでも意地悪く出たらどうしよう。
今戸心中
(新字新仮名)
/
広津柳浪
(著)
「私は、命を投げだして
此室
(
ここ
)
へまいったのです。こんなにあなたさまを思っておりますものを、すこしでもあわれと
思召
(
おぼしめ
)
すお心があったら、どうか、萩乃様、この
念
(
おも
)
いを——」
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
渠は実に死すべしと
念
(
おも
)
いぬ。しだいに風
歇
(
や
)
み、馬
駐
(
とど
)
まると覚えて、直ちに
昏倒
(
こんとう
)
して
正気
(
しょうき
)
を失いぬ。これ御者が静かに馬より
扶
(
たす
)
け下ろして、茶店の座敷に
舁
(
か
)
き入れたりしときなり。
義血侠血
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「
予
(
よ
)
死せば
汝
(
なんじ
)
必ず太史とならん。太史とならばわが論著せんと欲するところを忘るるなかれ」といい、これこそ己に対する孝の最大なものだとて、
爾
(
なんじ
)
それ
念
(
おも
)
えやと繰返したとき
李陵
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
伊之助の
宅
(
うち
)
へ草を生やさずには置かねえと思ってるくれえだから、若草の
念
(
おも
)
いでも其のくれえのことは有りましょうよ、今更死んだ者の心の解けようも機嫌の直りようもねえから
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
劒ヶ峰の一角先づ
燧
(
ひうち
)
を発する如く反照し、峰に
倚
(
よ
)
れる我が
髭
(
ひげ
)
燃えむとす、光の先づ宿るところは、
棟
(
むね
)
高き真理の
精舎
(
しやうじや
)
にあるを
念
(
おも
)
ふ、太陽なる
哉
(
かな
)
、我は現世に在りて
只
(
たゞ
)
太陽を
讚
(
さん
)
するのみ
霧の不二、月の不二
(新字旧仮名)
/
小島烏水
(著)
お庄はきまりはずかしい
念
(
おも
)
いをして、その義太夫語りに何やら少しずつ教わった。
足迹
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
「
願
(
ねがわ
)
くは汝我を
陰府
(
よみ
)
に
蔵
(
かく
)
し、汝の
震怒
(
いかり
)
の
息
(
や
)
むまで我を
掩
(
おお
)
い、わがために
期
(
とき
)
を定めしかして我を
念
(
おも
)
い給え」(十三)とは再生の欲求の発表である。ヨブは今神の怒に会えりと信じている。
ヨブ記講演
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
孔子
(
こうし
)
曰
(
いは
)
く、
(二〇)
『
伯夷
(
はくい
)
・
叔齊
(
しゆくせい
)
は
舊惡
(
きうあく
)
を
念
(
おも
)
はず、
怨
(
うら
)
み
是
(
ここ
)
を
用
(
もつ
)
て
希
(
まれ
)
なり。
仁
(
じん
)
を
求
(
もと
)
めて
仁
(
じん
)
を
得
(
え
)
たり。
又
(
また
)
何
(
なに
)
をか
怨
(
うら
)
みん』と。
余
(
よ
)
、
(二一)
伯夷
(
はくい
)
の
意
(
い
)
を
悲
(
かな
)
しむ、
(二二)
軼詩
(
いつし
)
を
睹
(
み
)
るに
異
(
あや
)
しむ
可
(
べ
)
し。
国訳史記列伝:01 伯夷列伝第一
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
身は今旅の旅に
在
(
あ
)
りながら風雲の
念
(
おも
)
いなお
已
(
や
)
み難く
頻
(
しき
)
りに道祖神にさわがされて
霖雨
(
りんう
)
の晴間をうかがい
草鞋
(
わらじ
)
よ
脚半
(
きゃはん
)
よと身をつくろいつつ一個の
袱包
(
ふくさ
)
を浮世のかたみに
担
(
にの
)
うて
飄然
(
ひょうぜん
)
と大磯の客舎を
旅の旅の旅
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
過ぎ去れるを追い
念
(
おも
)
うこと
勿
(
なか
)
れ、
未
(
いま
)
だ
来
(
きた
)
らぬを待ち設くること勿れ。過去は過ぎ去り、未来は未だ来らざればなり。ただ現在の法を
観
(
み
)
よ。うごかず、たじろがず、それを知りて、ただ育てよ。
般若心経講義
(新字新仮名)
/
高神覚昇
(著)
ひたすら造物者への感謝の
情
(
ここ
)
ろ、崇敬の
念
(
おも
)
いに、身をふるわすばかりだ。
ある偃松の独白
(新字新仮名)
/
中村清太郎
(著)
月の光をたよりに女は、静かに泣顔をハンドミラーで
繕
(
つくろ
)
っていた。熱いものが
飛竜
(
ひりゅう
)
のように復一の胸を斜に飛び過ぎたが心に真佐子を
念
(
おも
)
うと、再び美しい朦朧の意識が
紅靄
(
べにもや
)
のように彼を包んだ。
金魚撩乱
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
われつら/\
念
(
おも
)
ふやう。わが猶此地に留まれるは、そも/\何の故ぞや。此地にはげに兄弟に等しきポツジヨあり、姉妹に等しきロオザ、マリアあれど、是等の
交
(
まじはり
)
は永遠なるべきものにあらず。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
奥歯に到つては、それ以上にひどい状態で、やられてゐない歯はほんの算へるほどだ。全部が駄目になるまでに自分が死ぬか、さうでなければ、総入歯をして不自由な
念
(
おも
)
ひをしなければならない。
大凶の籤
(新字旧仮名)
/
武田麟太郎
(著)
閉じた眉が開くばかりな……そのころは人々の心が期せずして
自
(
おのずか
)
ら一致し、同じ事を
念
(
おも
)
い、同じ事を楽んで、
強
(
あなが
)
ちそれを
匿
(
か
)
くそうともせず、また匿くすまいともせず※胸に城郭を設けぬからとて
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
されど
何故
(
なにゆゑ
)
か予は物心覺えし日より、わが我儘なる心に常に何をか求め憧れつつ遣瀬なき
念
(
おも
)
ひ束の間も忘るることなく、曉は曉の、夕暮は夕暮の悲しさに堪へず、此の念ひ消えぬ苦しさに惱みては
貝殻追放:008 「その春の頃」の序
(旧字旧仮名)
/
水上滝太郎
(著)
キクッタはそれを見て、
日頃
(
ひごろ
)
の
念
(
おも
)
ひがかなつたと、
大悦
(
おほよろこ
)
びでした。
熊捕り競争
(新字旧仮名)
/
宮原晃一郎
(著)
いや果の ひたふる
念
(
おも
)
ひ
父王
(
かそきみ
)
の
垂訓
(
のり
)
たがはじと 賜ひし身はや
大和古寺風物誌
(新字新仮名)
/
亀井勝一郎
(著)
数ならぬ身もみめぐみを
念
(
おも
)
ふとき心すなはち仏とぞ聞く
礼厳法師歌集
(新字旧仮名)
/
与謝野礼厳
(著)
伯夷叔斉
(
はくいしゅくせい
)
は旧悪を
念
(
おも
)
わず、
怨
(
うらみ
)
是
(
これ
)
を用いて
希
(
まれ
)
なり。
竹青
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
年経る放浪の
念
(
おも
)
いは昂まり
荒野の呼び声:01 荒野の呼び声
(新字新仮名)
/
ジャック・ロンドン
(著)
朕祖宗
(
ちんそそう
)
ノ
遺列
(
いれつ
)
ヲ
承
(
う
)
ケ
万世一系
(
ばんせいいっけい
)
ノ
帝位
(
ていい
)
ヲ
践
(
ふ
)
ミ
朕
(
ちん
)
カ親愛スル所ノ
臣民
(
しんみん
)
ハ
即
(
すなわ
)
チ朕カ祖宗ノ
恵撫慈養
(
けいぶじよう
)
シタマヒシ所ノ臣民ナルヲ
念
(
おも
)
ヒ
其
(
そ
)
ノ
康福
(
こうふく
)
ヲ増進シ其ノ
懿徳良能
(
いとくりょうのう
)
ヲ発達セシメムコトヲ願ヒ又其ノ
翼賛
(
よくさん
)
ニ
依
(
よ
)
リ
与
(
とも
)
ニ
倶
(
とも
)
ニ国家ノ
進運
(
しんうん
)
ヲ
扶持
(
ふじ
)
セムコトヲ望ミ
乃
(
すなわ
)
チ明治十四年十月十二日ノ
詔命
(
しょうめい
)
ヲ
履践
(
りせん
)
シ
茲
(
ここ
)
ニ
大憲
(
たいけん
)
ヲ制定シ朕カ
率由
(
そつゆう
)
スル所ヲ
大日本帝国憲法
(旧字旧仮名)
/
日本国
(著)
さすがに言ひ寄ることは出來なかつたが、座敷牢の合鍵を拵へ、
欄間
(
らんま
)
から覗いて、燃えつくやうな
念
(
おも
)
ひを
紛
(
まぎ
)
らせてゐたことだらう。
銭形平次捕物控:232 青葉の寮
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
“念”の意味
《名詞》
思い。気持ち。
よく気を付けること。
(出典:Wiktionary)
念
常用漢字
小4
部首:⼼
8画
“念”を含む語句
執念
念珠
観念
記念
断念
想念
執念深
斷念
觀念
思念
妄念
念入
念仏
無念
念慮
記念品
念懸
怨念
紀念
諦念
...