“践”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方割合
87.2%
ふま5.1%
ふむ5.1%
あと2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いづれの家も寝静まつた深夜の、寂寞せきばくの月をんで来るのが、小米である、ハタと行き当つたので、兼吉の方から名を呼びかけると
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
たふげうちこし四里山径やまみち隆崛りうくつして数武すぶ平坦へいたんの路をふま浅貝あさかひといふえき宿やどなほ二居嶺ふたゐたふげ(二リ半)をこえ三俣みつまたといふ山駅さんえきに宿し、芝原嶺しばはらたふげを下り湯沢ゆさはいたらんとするみちにてはるか一楹いちえい茶店さてんを見る。
はじめには越後の諸勝しよしようつくさんと思ひしが、越地ゑつちに入しのちとしやゝしんして穀価こくか貴踊きようし人心おだやかならず、ゆゑに越地をふむことわづかに十が一なり。しかれども旅中りよちゆうに於て耳目じもくあらたにせし事をあげて此書に増修そうしうす。
夕ごりの霜おきにけり朝とでにいとあとつけて人に知らゆな (巻十一)
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)