“小鮒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こぶな84.6%
こふな7.7%
をぶな7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それはこの土地の名物です。小鮒こぶなの腹を裂いて裏返し、竹の小串こぐしに刺して附焼つけやきにしたもので、極く小さいのは幾つも並べて横に刺すので、それは横刺ともいいます。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
所へ魚釣うをつり帰途かへりらしい子供が一人通りかゝつた。手には小鮒こふなを四五ひきげてゐる。青木氏は懐中ふところ写生帖スケツチブツクから子供の好きさうなを一枚引き裂いて、それと小鮒の二尾程とかへつこをした。
藻伏もふし小鮒をぶなとらへ來て
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)