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黄道吉日
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こうどうきちにち
ふりがな文庫
“
黄道吉日
(
こうどうきちにち
)” の例文
「貧乏性だわねえ、あんたは。今日は
黄道吉日
(
こうどうきちにち
)
でしょ。お
大尽
(
だいじん
)
の仕立て物には、
裁
(
た
)
ち祝いということをするもンなのよ、知らない?」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そして
近
(
ちか
)
い
内
(
うち
)
に
黄道吉日
(
こうどうきちにち
)
を
択
(
えら
)
んで、
婚礼
(
こんれい
)
の
式
(
しき
)
を
挙
(
あ
)
げようとしていた
際
(
さい
)
に、
不図
(
ふと
)
起
(
おこ
)
りましたのがあの
戦乱
(
せんらん
)
、
間
(
ま
)
もなく
良人
(
おっと
)
となるべき
人
(
ひと
)
は
戦場
(
せんじょう
)
の
露
(
つゆ
)
と
消
(
き
)
え
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
そして、すぐに、結納を十分手厚くととのえてとりかわし、
黄道吉日
(
こうどうきちにち
)
をえらんで、結婚式をあげることとなった。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
毎年この四月の月の
黄道吉日
(
こうどうきちにち
)
を選んで、何等か一つずつ御前試合を催す習慣であったのがそれですが、犬にのぼせ上がっていても、感心にその年中行事だけは忘れないとみえ
旗本退屈男:03 第三話 後の旗本退屈男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
悪人
勦滅
(
そうめつ
)
のその日を
黄道吉日
(
こうどうきちにち
)
として、
冤罪
(
むじつ
)
の
獄舎
(
ひとや
)
から出た花聟と、悲嘆のどん底から救われた花嫁とを、この江漢が、一命にかけても、必ず、めでとう手を握らせてお見せする。
牢獄の花嫁
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“黄道吉日”の解説
黄道吉日(こうどうきちにち)とは、何事を行うにも吉であり、あらゆる凶悪が避けられるとする日のこと。単に黄道ともいう。
元々は陰陽道での言葉で、青龍・明堂・金匱・天得・玉堂・司命のことを黄道六辰といい、これらに当たる日を黄道吉日と呼んで、最上の吉日としていた。後に、黄道六辰に限らず単に日柄の良い日のことを黄道吉日と呼ぶようになった。
(出典:Wikipedia)
黄
常用漢字
小2
部首:⿈
11画
道
常用漢字
小2
部首:⾡
12画
吉
常用漢字
中学
部首:⼝
6画
日
常用漢字
小1
部首:⽇
4画
“黄道吉”で始まる語句
黄道吉辰