)” の例文
かれ教へしが如して、旦時あしたに見れば、針をつけたるは、戸の鉤穴かぎあなよりき通りて出で、ただのこれる一二は、三勾みわのみなりき。
絹の絲ととの間を行くやうな妙な絲の。此で、切れさへしなければなう。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
かれその三勾みわのこれるによりて、其地そこに名づけて美和みわといふなり。この意富多多泥古の命は、みわの君、鴨の君が祖なり。