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鯱
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しやちほこ
ふりがな文庫
“
鯱
(
しやちほこ
)” の例文
熱田の宮のこんもりとした森を左に、夕日の輝く金の
鯱
(
しやちほこ
)
を右に眺めて、名古屋のステーシヨンに近づいて來る汽車の窓に
凭
(
よ
)
りかゝつてゐる小池の姿が、眼の前に見えるやうである。
兵隊の宿
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
日露戰爭
(
にちろせんさう
)
のすぐ
以前
(
いぜん
)
とは
言
(
い
)
ひながら、
一圓
(
いちゑん
)
づゝに
算
(
かぞ
)
へても、
紙幣
(
さつ
)
の
人數
(
にんず
)
五十枚
(
ごじふまい
)
で、
金
(
きん
)
の
鯱
(
しやちほこ
)
に
拮抗
(
きつかう
)
する、
勇氣
(
ゆうき
)
のほどはすさまじい。
時
(
とき
)
は
二月
(
きさらぎ
)
なりけるが、
剩
(
あまつ
)
さへ
出陣
(
しゆつぢん
)
に
際
(
さい
)
して、
陣羽織
(
ぢんばおり
)
も、よろひもない。
火の用心の事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“鯱”の意味
《名詞》
しゃち、虎の頭を有する想像上の海獣。これを、城郭等の守りに屋根に掲げたものが鯱鉾(しゃちほこ)。
シャチ、イルカ類の海獣。語義1より命名。
(出典:Wiktionary)
“鯱”の解説
鯱(しゃち)は、姿は魚で頭は虎、尾ひれは常に空を向き、背中には幾重もの鋭いとげを持っているという想像上の動物。また、それを模した主に屋根に使われる装飾・役瓦の一種である。一字で鯱(しゃちほこ)・鯱鉾とも書かれる。江戸時代の百科事典『和漢三才図会』では魚虎(しゃちほこ)と表記されている。
(出典:Wikipedia)
鯱
漢検1級
部首:⿂
19画
“鯱”を含む語句
鯱張
鯱鉾立
鯱鉾
鯱子張
鯱鋒
鯱立
金鯱噂高浪
金鯱
鯱巻
鯱硬張
鯱鋒立
鯱鉾町
鯱鉾張
鯱構
鯱固張
鯱丸
雌鯱