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馳着
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はせつけ
ふりがな文庫
“
馳着
(
はせつけ
)” の例文
刺し去より後藤は夫婦の者に向ひヤレ/\危き事でありしが
最早
(
もはや
)
我等が
馳着
(
はせつけ
)
たる上は心安く思はるべし
然
(
され
)
ど御浪人には強き
怪我
(
けが
)
もなかりしやと云に夫婦の者は大いに
悦
(
よろこ
)
び
何
(
いづ
)
れの御方かは存ぜねども
※
(
はか
)
らず我々が
危難
(
きなん
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
何
(
いづ
)
れに居らるゝやと
云
(
いひ
)
ければ亭主八五郎然ればなり其病人と申は
多分
(
たぶん
)
今晩
(
こんばん
)
旅人
(
りよじん
)
に怪我の
有
(
ある
)
筈
(
はず
)
ゆゑ
急度
(
きつと
)
今に參るならんといふに醫師は大いに
不審
(
いぶかり
)
然樣か夫は餘り
手廻
(
てまは
)
し
過
(
すぎ
)
たりシテ其怪我人のあらんと云事は如何の
譯
(
わけ
)
なりやと申ければ八五郎は浪人夫婦の事より後藤半四郎が
助
(
たすけ
)
に
馳着
(
はせつけ
)
し始末等
委細
(
ゐさい
)
に物語りなどして居たりしが亭主は
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
馳
漢検準1級
部首:⾺
13画
着
常用漢字
小3
部首:⽬
12画
“馳”で始まる語句
馳
馳走
馳駆
馳出
馳付
馳寄
馳上
馳落
馳違
馳來