あふ)” の例文
新字:
そのころもは、今えいでし若葉のごとく縁なりき、縁の羽に打たれあふられて彼等の後方うしろに曳かれたり 二八—三〇
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
牡丹色の薔薇ばらの花、仰山ぎやうさんに植木のある花園はなぞのつゝましやかな誇、牡丹色の薔薇ばらの花、風がおまへのはなびらあふるのは、ほんの偶然であるのだが、それでもおまへは不滿でないらしい、僞善ぎぜんの花よ
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)