“飜訳局”の読み方と例文
読み方割合
ほんやくきょく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今度はもう掛値かけねなし、一日もからないと云う日になった、と云うのを私は政府の飜訳局ほんやくきょくに居てつまびらかしって居るからたまらない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
扇子から懐剣が出るれも大抵たいてい同時代と思う。幕府の飜訳局ほんやくきょくに雇れて其処そこに出て居た時、或人あるひとが私に話すに
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
その時に私は幕府の外務省の飜訳局ほんやくきょくに居たから、その外国との往復書翰しょかんは皆見てことごとしって居る。すなわち英仏その他の国々からう云う書翰が来た、ソレに対して幕府から斯う返辞へんじやった。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)