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額
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びたい
ふりがな文庫
“
額
(
びたい
)” の例文
長い顎から禿げ
額
(
びたい
)
までが、その面長をよけいにのぺッと見せているが、富裕で子福者らしい人相を
邪
(
さまた
)
げてはいなかった。
私本太平記:06 八荒帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
富士
額
(
びたい
)
で、細い眉、おんもりとした高い鼻、ちょっと酷薄ではあるまいか? 思い切って薄い大型の口、だが何より特色的なのは、一見黒くよく見ればみどり、キラキラ光るひとみである。
剣侠受難
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
権次郎は四十男のしたたか
額
(
びたい
)
を撫でて、ヒョコヒョコとお辞儀をしました。
銭形平次捕物控:077 八五郎の恋
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
唐犬
額
(
びたい
)
の伊達とは違って、黒羽二重の紋服に、
業刀
(
わざもの
)
らしい二本の大小、りゅうと長めに落して、いつも二人の乾分を連れ、深編笠の
目堰
(
めせき
)
から、チラとのぞける
面
(
おも
)
ざしは絶世の美男子
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“額”の意味
《名詞》
(ガク)金銭の量。金額。
(ガク)書画などを入れ壁にかけるなどして飾るための枠。額縁。
(ひたい)顔のうち、髪の生えぎわからまゆまでの部分。おでこ。
(ぬか)(古) ひたい。
(出典:Wiktionary)
“額”の解説
額(ひたい)は、顔の上部で、眉と髪の生え際の間のことである。くだけた言い方でおでこ(でこ)、古語ではぬかともいう。眉と眉の間は特に眉間(みけん)という。
(出典:Wikipedia)
額
常用漢字
小5
部首:⾴
18画
“額”を含む語句
前額
額越
額際
出額
金額
富士額
真額
額付
額髪
額田
巨額
額着
額田王
少額
額縁
扁額
板額
額部
凸額
額堂
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