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頭目
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とうもく
ふりがな文庫
“
頭目
(
とうもく
)” の例文
彼の部下もちゃんと元気に秩序立って活動していますから、
頭目
(
とうもく
)
烏啼は死んだのではなく、どこかに隠れているにちがいありません。
すり替え怪画:烏啼天駆シリーズ・5
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
そこの平らかな岩盤を酒の場として、花栄や宋江や
頭目
(
とうもく
)
どもが、杯を手に、風流な談笑でも
交
(
か
)
わしているかのような姿ではないか。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
前に言うた忠さん、それから千歳村墓地敷地買収問題の時、反対
側
(
がわ
)
の
頭目
(
とうもく
)
となって
草鞋
(
わらじ
)
がけになって真先に働いたしっかり者の作さんも亡くなりました。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
と。ツカサは巫女を意味しまた多くは神の名であった。カワラは沖繩の
按司
(
あんじ
)
と同じく、また
頭目
(
とうもく
)
のことである。先島の神人には角を名につくものが他にもある。
山の人生
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
沈黙を破ったのは、この隊の
頭目
(
とうもく
)
、高大之進でした。
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
▼ もっと見る
家長と家の子、といったような親しみぶかいところもある代りに、
頭目
(
とうもく
)
と
手下
(
てした
)
と呼び合ってもおかしくない、野人ぶりもあった。
新書太閤記:01 第一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
いつか机博士が、
六天山塞
(
ろくてんさんさい
)
の
頭目
(
とうもく
)
、
四馬剣尺
(
しばけんじゃく
)
の姿を、レントゲンで
透視
(
とうし
)
したことがあったが、それは脚にながい竹馬をゆわえつけた小男であった。
少年探偵長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
僅かに
判
(
わか
)
るのはテダは
日輪
(
にちりん
)
のことだが、ここではタクシという土地の
頭目
(
とうもく
)
を意味し、その長久を石と金属との永続性によそえたもので、おそらくはこの「おもろ」の生まれた時代には
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
「だが、君の
流刑
(
るけい
)
を聞き、また君が俺にしてくれた
友誼
(
ゆうぎ
)
の厚さに、
山泊
(
やま
)
の
頭目
(
とうもく
)
連中は、どうしても一度君に会いたいといってきかないんだ」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
もう一つは、
六天山塞
(
ろくてんさんさい
)
の
頭目
(
とうもく
)
四馬剣尺
(
しばけんじゃく
)
の手から
猫女
(
ねこおんな
)
の手へ移った。このあと、この二つの貴重なる黄金メダルは、いかなる道を動いていくのであろうか。
少年探偵長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
なんでも、おれたち三人の
頭目
(
とうもく
)
の首に、
銭
(
ぜに
)
三千貫の賞を懸けて、諸所の街道に
高札
(
こうさつ
)
を立て、旅人の夜歩きを禁じたり、土民の自警隊を
奨
(
すす
)
めたりしているそうだから
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「新しく傷を負わせたのじゃなかろうね。そうだったら、
頭目
(
とうもく
)
のきげんが悪くなるぜ」
少年探偵長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
氏家広行は大垣の城主で、いわゆる地侍の
頭目
(
とうもく
)
である。岐阜の抑えとして、その氏家だけを留めておくのは、不安な上に、或いは、神戸信孝と通じて、
離叛
(
りはん
)
せぬ限りもない。
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
他の異人たちも、いつしか同じように、首の下だけに光の輪をこしらえ、
頭目
(
とうもく
)
らしい者のあとについて
斜面
(
しゃめん
)
を下っていった。彼らの動作は、いかついからだのわりに身がるに見えた。
三十年後の世界
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
山岡景隆兄弟や、
同苗美作守
(
どうみょうみまさかのかみ
)
などの一族は、いわゆる甲賀武士の
頭目
(
とうもく
)
だった。
新書太閤記:08 第八分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
頭
常用漢字
小2
部首:⾴
16画
目
常用漢字
小1
部首:⽬
5画
“頭目”で始まる語句
頭目台
頭目身肉手足不惜躯命