青海原あをうなばら)” の例文
やみのおそひ初めた街路を一人で帰つて行く途中、私の心の中には異常に凄壮せいさうな大きい青海原あをうなばらが見え初めた。
アリア人の孤独 (新字旧仮名) / 松永延造(著)
ぼく此小學校このせうがくかうはひわづ四年前よねんぜん此學校このがくかう創立さうりつされたので、それよりさら十年前じふねんぜんのこと、正月元日しやうぐわつぐわんじつあさでした、新年しんねん初光しよくわういままさ青海原あをうなばらはてより其第一線そのだいゝつせんげ、東雲しのゝめ横雲よこぐも黄金色こんじきそま
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
青海原あをうなばら夕さり来れば壮麗なり夜の高麗丸こままるつらねたり
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)