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霜焼
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しもやけ
ふりがな文庫
“
霜焼
(
しもやけ
)” の例文
旧字:
霜燒
「もうすぐ
暖
(
あたたか
)
くなるよ、雪をさわると、すぐ暖くなるもんだよ」といいましたが、かあいい坊やの手に
霜焼
(
しもやけ
)
ができてはかわいそうだから、夜になったら、町まで行って
手袋を買いに
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
仏蘭西国境の山地寄りの方では
塹壕
(
ざんごう
)
が深く積雪のために埋められたとか、戦線に立つものの
霜焼
(
しもやけ
)
を救うために毛布を募集するとか、そうした労苦を思いやる市民の心がその日まで続いて来た。
新生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
此処で又
紛々
(
ごたごた
)
と入乱れ重なり合って、腋の下から
才槌頭
(
さいづちあたま
)
が
偶然
(
ひょっ
)
と出たり、
外歯
(
そっぱ
)
へ肱が
打着
(
ぶつ
)
かったり、靴の
踵
(
かかと
)
が
生憎
(
あいにく
)
と
霜焼
(
しもやけ
)
の足を踏んだりして、上を下へと
捏返
(
こねかえ
)
した揚句に、ワッと
門外
(
もんそと
)
へ押出して
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
いかな見え坊の細君もここに至って
翻然
(
ほんぜん
)
節を折って、台所へ自身出張して、飯も
焚
(
た
)
いたり、水仕事もしたり、
霜焼
(
しもやけ
)
をこしらえたり、
馬鈴薯
(
ばれいしょ
)
を食ったりして、何年かの後ようやく負債だけは
皆済
(
かいさい
)
したが
文芸の哲学的基礎
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
“霜焼(しもやけ)”の解説
しもやけ(霜焼け、en: Chilblain)とは、身体の一部が冷えたために血行が滞って炎症を起こし、その部分に痛み、痒みや熱さを感じたり、膨れて硬くなったりする現象である。正式な医学用語は凍瘡(とうそう)で、手足の指、鼻先、耳たぶにできやすい。
他に、しもばれ(霜腫れ)、しもくち(霜朽ち)、日本海側各地の方言では、ゆきやけ(雪焼け)とも言う。
(出典:Wikipedia)
霜
常用漢字
中学
部首:⾬
17画
焼
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“霜”で始まる語句
霜
霜月
霜柱
霜解
霜夜
霜枯
霜降
霜葉
霜除
霜燒