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雇入
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やといい
ふりがな文庫
“
雇入
(
やといい
)” の例文
昼飯をすますと
直様
(
すぐさま
)
お千代は派出婦会との契約を断るために出て行く。重吉は種子が生きている時分に
雇入
(
やといい
)
れた
小女
(
こおんな
)
に暇をやる。
ひかげの花
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
わたくしは他の旧友二人の紹介を丁寧に断って、吉良の父親から紹介して貰いこの特別室へ
雇入
(
やといい
)
れて貰ったのでした。
生々流転
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
そのほかに
雇入
(
やといい
)
れてある小僧も同じように出て行ってしまって、二人とも間に合わぬというような訳。これらは例の
汚穢
(
おわい
)
な事をやりに行くらしい様でありました。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
戦後その身の
閑
(
かん
)
なるがために
所謂
(
いわゆる
)
脾肉
(
ひにく
)
の
嘆
(
たん
)
に
堪
(
た
)
えず、
折柄
(
おりから
)
渡来
(
とらい
)
したる日本人に対し、もしも日本政府にて
余
(
よ
)
を
雇入
(
やといい
)
れ
彼
(
か
)
の
若年寄
(
わかどしより
)
の
屋敷
(
やしき
)
のごとき
邸宅
(
ていたく
)
に居るを得せしめなば
別
(
べつ
)
に
金
(
かね
)
は望まず
瘠我慢の説:04 瘠我慢の説に対する評論について
(新字新仮名)
/
石河幹明
(著)
たまたま旅先で
箕作
(
みつく
)
りのベク助の器用な腕に目をつけた。これを
雇入
(
やといい
)
れて、生産力が倍加したが、五忘の奴が父に劣らぬ道楽者で、父子相たずさえて遊興にふける。お寺の本堂でバクチをやる。
明治開化 安吾捕物:14 その十三 幻の塔
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
雇
常用漢字
中学
部首:⾫
12画
入
常用漢字
小1
部首:⼊
2画
“雇”で始まる語句
雇
雇人
雇婆
雇主
雇傭
雇員
雇男
雇人達
雇女
雇聘