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陽焼
ふりがな文庫
“陽焼”の読み方と例文
読み方
割合
ひや
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひや
(逆引き)
逞
(
たくま
)
しく
陽焼
(
ひや
)
けのした、にがみばしったいい男であり、栄子の馴染ときまったときには、
浦粕
(
うらかす
)
じゅうのごったくやの女たちみんなが、
嫉妬
(
しっと
)
のあまりやけくそみたようになったそうである。
青べか物語
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
すこし
離
(
はな
)
れている、ぼくにさえ聞えるほどの
激
(
はげ
)
しい
動悸
(
どうき
)
、
粒々
(
つぶつぶ
)
の汗が、小麦色に
陽焼
(
ひや
)
けした、豊かな
頬
(
ほお
)
を
滴
(
したた
)
り、黒いリボンで結んだ、髪の乱れが、
頸
(
くび
)
すじに、汗に
濡
(
ぬ
)
れ、
纏
(
まつわ
)
りついているのを
オリンポスの果実
(新字新仮名)
/
田中英光
(著)
陽焼
(
ひや
)
けした顔色はセピアのようであり、頬は落ちくぼんで
剃
(
そ
)
いだようであった。盲目の眼は
瞼
(
まぶた
)
で蔽われ、黒い隈が
暈
(
かさ
)
のように
輪
(
わ
)
どっていた。これが頼春の顔であった。昔の
俤
(
おもかげ
)
などどこにもなかった。
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
陽焼(ひや)の例文をもっと
(3作品)
見る
陽
常用漢字
小3
部首:⾩
12画
焼
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“陽”で始まる語句
陽
陽炎
陽気
陽光
陽氣
陽溜
陽脚
陽焦
陽火
陽射
“陽焼”のふりがなが多い著者
田中英光
国枝史郎
山本周五郎