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閴
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げき
ふりがな文庫
“
閴
(
げき
)” の例文
肥
(
ふと
)
つた
農夫
(
のうふ
)
と、
郵便局員
(
いうびんきよくゐん
)
とは
眠
(
ねむ
)
つてゐて、六
號室
(
がうしつ
)
の
内
(
うち
)
は
閴
(
げき
)
として
靜
(
しづ
)
かであつた。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
其後
荊棘
(
けいきよく
)
の為めに
悉
(
こと/″\
)
く
破壊
(
はくわい
)
せられ、躰を
被
(
お
)
ふべきもの
更
(
さら
)
に無く、全身
挙
(
こぞ
)
りて
覆盆
(
ふくぼん
)
の雨に
暴露
(
ばうろ
)
せらる、
其状
(
そのじやう
)
誠に
憐
(
あはれ
)
むに
堪
(
た
)
へたり、衆相対して
眼
(
め
)
を
開
(
ひら
)
くも
閴
(
げき
)
として
声
(
こゑ
)
なく、
仰
(
あほ
)
ぎて天の無情を
歎
(
たん
)
す
利根水源探検紀行
(新字旧仮名)
/
渡辺千吉郎
(著)
満天満地、
閴
(
げき
)
として脈搏つ程の響もない。
葬列
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
啻
(
たゞ
)
閴
(
げき
)
として
眠
(
ねむ
)
るかな
全都覚醒賦
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
肥
(
ふと
)
った
農夫
(
のうふ
)
と、
郵便局員
(
ゆうびんきょくいん
)
とは
眠
(
ねむ
)
っていて、六
号室
(
ごうしつ
)
の
内
(
うち
)
は
閴
(
げき
)
として
静
(
しず
)
かであった。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
閴
部首:⾨
15画