トップ
>
鍛冶町
>
かじちょう
ふりがな文庫
“
鍛冶町
(
かじちょう
)” の例文
鍛冶町
(
かじちょう
)
は大
太刀
(
たち
)
といったような取り合わせでしたが、それらが例年のごとく
神輿
(
みこし
)
に従って朝の五つに地もとを繰り出し、麹町ご門から千代田のご城内へはいって
右門捕物帖:05 笛の秘密
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
例えば
芝愛宕下
(
しばあたごした
)
なる
青松寺
(
せいしょうじ
)
の前を流れる下水を昔から
桜川
(
さくらがわ
)
と呼びまた今日では全く
埋尽
(
うずめつく
)
された神田
鍛冶町
(
かじちょう
)
の下水を
逢初川
(
あいそめがわ
)
、
橋場総泉寺
(
はしばそうせんじ
)
の裏手から
真崎
(
まっさき
)
へ出る溝川を
思川
(
おもいがわ
)
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
「そうさ、
鍛冶町
(
かじちょう
)
を通ったら、娘に
霊厳寺
(
れいがんじ
)
の
御札
(
おふだ
)
を一枚もらってきておくれなさい」
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
村で同姓の知合いを、神田の
鍛冶町
(
かじちょう
)
に
訪
(
たず
)
ねるか、石川島の会社の方へ出ている妻の弟を
築地
(
つきじ
)
の家に訪ねるかした。時とすると横浜で商館の方へ勤めている自分の弟を訪ねることもあった。
足迹
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
江戸の大火で再び焼失致しましたから遂に身代限りを致し、
何
(
ど
)
うも
致方
(
いたしかた
)
がないから
僅
(
わずか
)
の金を借りて京橋の
鍛冶町
(
かじちょう
)
へ二間間口の家を借り、娘に小間物を商なわせ、
小商
(
こあきない
)
を致して居ります
中
(
うち
)
に
政談月の鏡
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
のみならず震災後の東京の道路は自働車を
躍
(
おど
)
らすことも一通りではない。保吉はきょうもふだんの通り、ポケットに入れてある本を出した。が、
鍛冶町
(
かじちょう
)
へも来ないうちにとうとう読書だけは断念した。
少年
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
君、ここは神田の
鍛冶町
(
かじちょう
)
だよ、ほら
誰が・何時・何処で・何をした
(新字新仮名)
/
竹久夢二
(著)
「神田
鍛冶町
(
かじちょう
)
、御用お
槍師
(
やりし
)
、行徳
助宗
(
すけむね
)
というが親でござりやす」
右門捕物帖:31 毒を抱く女
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
鍛
常用漢字
中学
部首:⾦
17画
冶
常用漢字
中学
部首:⼎
7画
町
常用漢字
小1
部首:⽥
7画
“鍛冶”で始まる語句
鍛冶
鍛冶屋
鍛冶橋
鍛冶場
鍛冶倉
鍛冶工
鍛冶屋派
鍛冶部
鍛冶橋外
鍛冶屋町