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銘
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な
ふりがな文庫
“
銘
(
な
)” の例文
浜子は、壁によせて立ててある「
吹上
(
ふきあ
)
げ」という
銘
(
な
)
のある
箏
(
こと
)
に手をかけていた。「吹上げ」の十三本の
絃
(
いと
)
の白いのが、ほのかに、滝が懸かったように見えている。
朱絃舎浜子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
中身は
銘
(
な
)
ある
長船
(
おさふね
)
だが、剥げチョロケた鞘の拵えなどが、旗二郎を気恥ずかしくさせたのである。
怪しの館
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「余が自慢の犬、天下無敵の
雷霆
(
らいてい
)
と
銘
(
な
)
づくる犬を曳いて、あの勝負庭の
四隅
(
よすみ
)
の柱を三度廻ってまいれ。そしてもとの
犬舎
(
いぬや
)
へつないで戻ったら、余の腹立ちもゆるしてやる」
私本太平記:01 あしかが帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
正「へい、道理で
彼奴
(
あいつ
)
はお刀の
銘
(
な
)
をいいませんでした」
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
銘
常用漢字
中学
部首:⾦
14画
“銘”を含む語句
正銘
銘々
銘酒
正真正銘
銘刀
銘記
銘苅子
御銘
銘仙
感銘
無銘
銘撰
切銘
綿銘仙
縞銘仙
銘酒屋
銘葉
実銘
銘仙絣
銘文
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