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鉄鉢
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てつばち
ふりがな文庫
“
鉄鉢
(
てつばち
)” の例文
旧字:
鐵鉢
和尚はそれを捉えて弟子が捧げている
鉄鉢
(
てつばち
)
に入れた
後
(
あと
)
で、又念じていると屏風の
背
(
うしろ
)
から一尺ばかりの
小蛇
(
こへび
)
が這いだして来た。
蛇性の婬 :雷峰怪蹟
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
払わせた槍を、
咄嗟
(
とっさ
)
、そのまま、虎之助は
抛
(
ほう
)
り捨てた。——ひどい乱暴である。
兜
(
かぶと
)
の
鉄鉢
(
てつばち
)
を砲弾のように向けて、彼の横っ腹へぶつけて行った。
新書太閤記:08 第八分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
鳥右さんはそこで、づだぶくろを首からさげて、
鉄鉢
(
てつばち
)
をもつて、「それでは村の衆、しばらく帰つて参りませんぞや。」
鳥右ヱ門諸国をめぐる
(新字旧仮名)
/
新美南吉
(著)
平次は懐中を捜して青銭を二三枚掴み出すと、乞食坊主の
鉄鉢
(
てつばち
)
の中に入れてやりました。
銭形平次捕物控:174 髷切り
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
老和尚これを
捉
(
とら
)
へて、
徒弟
(
とてい
)
が
捧
(
ささ
)
げたる
三八八
鉄鉢
(
てつばち
)
に
納
(
い
)
れ給ふ。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
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他の——平安朝期の鍍金仏器、永正古図、薬師後背仏、永享七年銘の
鉄鉢
(
てつばち
)
、磐梯明神田植絵巻などという奈良京都の列へ持ち出しても遜色のない歴乎とした寺宝のこけんにかかわるというものである。
随筆 新平家
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
鉄
常用漢字
小3
部首:⾦
13画
鉢
常用漢字
中学
部首:⾦
13画
“鉄”で始まる語句
鉄
鉄瓶
鉄漿
鉄槌
鉄砲
鉄棒
鉄扉
鉄格子
鉄鎚
鉄柵