“てつばち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鉄鉢75.0%
銕鉢12.5%
鐵鉢12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
払わせた槍を、咄嗟とっさ、そのまま、虎之助はほうり捨てた。——ひどい乱暴である。かぶと鉄鉢てつばちを砲弾のように向けて、彼の横っ腹へぶつけて行った。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
葛城かつらぎの神を駆使したり、前鬼ぜんき後鬼ごきを従えたり、伊豆の大島から富士へ飛んだり、末には母を銕鉢てつばちへ入れて外国へ行ったなどということであるが、余りあてになろう訳もない。
魔法修行者 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
平次は懷中を搜して青錢を二三枚掴み出すと、乞食坊主の鐵鉢てつばちの中に入れてやりました。