“てっぱつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
鉄鉢100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
寺院おてらの入口に立つまだ年若な一人の尼僧あまさんが岸本に近づいた。遠く東洋の空の方から来た旅人としての彼を見て何か寄附でも求めるらしく鉄鉢てっぱつのかたちに似た器を差出して見せた。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
それは一休の持ったという鉄鉢てっぱつと、頓阿弥とんあみの作ったという人丸の木像であった。
東海道五十三次 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)