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金火箸
ふりがな文庫
“金火箸”の読み方と例文
読み方
割合
かなひばし
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かなひばし
(逆引き)
真雄は、
鞴
(
ふいご
)
の前へ馳け寄って、どっかと、
筵
(
むしろ
)
の上に坐ると、
金火箸
(
かなひばし
)
を
把
(
と
)
って、真っ赤な溶鉄となった玉鋼を、
火土
(
ほど
)
の中から引き出した。
山浦清麿
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
私は塩たれたメリンスの帯の結びめに、
庖丁
(
ほうちょう
)
や
金火箸
(
かなひばし
)
や、大根
擂
(
す
)
り、
露杓子
(
つゆじゃくし
)
のような、
非遊離的
(
ひゆうりてき
)
な諸道具の
一切
(
いっさい
)
を
挟
(
はさ
)
んだ。
清貧の書
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
炉端
(
ろばた
)
に一人の老人が坐り、長い
金火箸
(
かなひばし
)
で炉の火のぐあいを直していた。年は七十ちかいだろうか、逞しい躯と、
顎
(
あご
)
の張った長い顔に、一種の威厳が感じられた。
ちくしょう谷
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
金火箸(かなひばし)の例文をもっと
(7作品)
見る
金
常用漢字
小1
部首:⾦
8画
火
常用漢字
小1
部首:⽕
4画
箸
常用漢字
中学
部首:⽵
15画
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金色
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江戸川乱歩