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火土
ふりがな文庫
“火土”の読み方と例文
読み方
割合
ほど
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ほど
(逆引き)
真雄は、
鞴
(
ふいご
)
の前へ馳け寄って、どっかと、
筵
(
むしろ
)
の上に坐ると、
金火箸
(
かなひばし
)
を
把
(
と
)
って、真っ赤な溶鉄となった玉鋼を、
火土
(
ほど
)
の中から引き出した。
山浦清麿
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
太子町の上流に掛かった
簗
(
やな
)
小屋に幾日か過ごして我が釣った鮎を
葛
(
くず
)
の葉の
火土
(
ほど
)
焼きにして食べた味は、永久に忘れまい。
水の遍路
(新字新仮名)
/
佐藤垢石
(著)
涙はこぼれて、
鋼
(
はがね
)
を
冷
(
さ
)
まし、冷めた鋼は又、
火土
(
ほど
)
の中へ投げ込まれて、彼の苦しい胸の
喘
(
あえ
)
ぎを吐くように、鞴の
呼吸
(
いき
)
にかけられた。
山浦清麿
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
火土(ほど)の例文をもっと
(4作品)
見る
火
常用漢字
小1
部首:⽕
4画
土
常用漢字
小1
部首:⼟
3画
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