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酒飯
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しゅはん
ふりがな文庫
“
酒飯
(
しゅはん
)” の例文
そしてまた、
酒飯
(
しゅはん
)
に移り、やがて帰り去ったのは、ついさっきで、まだ街の屋根を夕陽が赤く染めていたころだった——とある。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
陸の
浚
(
さらえ
)
が
畢
(
おわ
)
ると、二番位演奏があって、その上で
酒飯
(
しゅはん
)
が出た。料理は必ず
青柳
(
あおやぎ
)
から
為出
(
しだ
)
した。嘉永四年に渋江氏が本所台所町に移ってからも、この出稽古は継続せられた。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
まもなく
荘院
(
しゃうや
)
の内は、
大賑
(
おおにぎ
)
わいになった。県のお役人衆とあって、下へもおかず、
酒飯
(
しゅはん
)
はもちろん、風呂まで
沸
(
わ
)
かす騒ぎだった。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と、
酒飯
(
しゅはん
)
を出して、もてなすなどの有様だったし、
和氏
(
かずうじ
)
らが帰るさいには、脇屋義助をよんで、きのう新田方の武士が
拉
(
らっ
)
して来た喧嘩相手の若侍の身を
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
使用人やふつうの会衆には
酒飯
(
しゅはん
)
の
追善振舞
(
ついぜんぶるまい
)
があって、それも終りをつげていたが、やがて
子
(
ね
)
ノ
刻
(
こく
)
(深夜十二時)ごろとなると、四職以上の盲人に客の四人、座役の数名の人だけが口を
嗽
(
すす
)
いで
私本太平記:13 黒白帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
と、見物が揃うまで、長屋で
酒飯
(
しゅはん
)
のご馳走にあずかっていた。
私本太平記:11 筑紫帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
酒
常用漢字
小3
部首:⾣
10画
飯
常用漢字
小4
部首:⾷
12画
“酒”で始まる語句
酒
酒肴
酒場
酒宴
酒代
酒瓶
酒杯
酒精
酒屋
酒樽