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遠野
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とおの
ふりがな文庫
“
遠野
(
とおの
)” の例文
東の
仙人峠
(
せんにんとうげ
)
から、
遠野
(
とおの
)
を通り
土沢
(
つちざわ
)
を
過
(
す
)
ぎ、北上山地を
横截
(
よこぎ
)
って来る
冷
(
つめ
)
たい
猿ヶ石
(
さるがいし
)
川の、北上川への
落合
(
おちあい
)
から、少し
下流
(
かりゅう
)
の西岸でした。
イギリス海岸
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
陸中の
遠野
(
とおの
)
ではこの日を麻の祝と名づけ、早朝に背の低い女の来ることをいやがり、来ると松の葉でいぶして
祓
(
はら
)
いをした。
年中行事覚書
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
ですが
遠野
(
とおの
)
だとか
岩泉
(
いわいずみ
)
だとか、もっと北の
軽米
(
かるまい
)
だとかいう町は、今も昔の生活を濃く思わせる所であります。そういう地方の山村には特色の著しいものが少くありません。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
これも同じく
遠野
(
とおの
)
で聞いた
談
(
はなし
)
だ。
月夜峠
(新字新仮名)
/
水野葉舟
(著)
この話はすべて
遠野
(
とおの
)
の人佐々木鏡石君より聞きたり。
昨
(
さく
)
明治四十二年の二月ごろより始めて夜分おりおり
訪
(
たず
)
ね
来
(
き
)
たりこの話をせられしを筆記せしなり。
遠野物語
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
▼ もっと見る
遠野
(
とおの
)
の
盆地
(
ぼんち
)
は まっくらで
シグナルとシグナレス
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
陸中
遠野
(
とおの
)
のロブチ弁慶、是も
判
(
わか
)
っている。信州
諏訪
(
すわ
)
ではヰベンケイ、
出雲
(
いずも
)
ではイノチベンケイと謂うが、『方言考』の後藤氏は「家の内」だろうと謂っている。
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
盛岡は
鹿角
(
かづの
)
地方とともに炉をヒビトというと報ぜられているが、是もその近傍にはシビトが控えており、さらに南へきて『
遠野
(
とおの
)
方言誌』にはスビト、東山地方ではスブト
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
東北では岩手県の
遠野
(
とおの
)
地方などは
千駄木
(
せんだぎ
)
、西のほうでは長崎県の
下五島久賀島
(
しもごとうひさかじま
)
、佐賀県では
厳木
(
きゅうらぎ
)
の山村、大分県でも
玖珠郡
(
くすぐん
)
の村々などにこの雨乞いがあり、それをセンダキというのもあるが
母の手毬歌
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
それと夜食とを加えると、都合七度は食うことになるのである。この早天の間食を、陸中
遠野
(
とおの
)
などでアサナガシというのは古語らしいが、今は全国ほぼ一様に是をオチャノコと呼ぶことになっている。
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
(
遠野
(
とおの
)
物語。岩手県
下閉伊
(
しもへい
)
郡小国村)
日本の伝説
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
“遠野(遠野市)”の解説
遠野市(とおのし)は、岩手県内陸部にある都市。
柳田國男の『遠野物語』の舞台となった町であり、河童や座敷童子などが登場する「遠野民話」が伝わる。
(出典:Wikipedia)
遠
常用漢字
小2
部首:⾡
13画
野
常用漢字
小2
部首:⾥
11画
“遠野”で始まる語句
遠野保
遠野郷
遠野町
遠野物語
遠野古事記