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遠路
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えんろ
ふりがな文庫
“
遠路
(
えんろ
)” の例文
その文面はすこぶる
鄭重
(
ていちょう
)
を極めたもので、「
遠路
(
えんろ
)
乍
(
なが
)
ら御足労を願い、赤耀館事件の真相につき御聴取を
煩
(
わずら
)
わしたく云々」とあった。
赤耀館事件の真相
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
この日残暑の
夕陽
(
せきよう
)
烈しきに山谷の
遠路
(
えんろ
)
をいとはずしてわが母上も席に
連
(
つらな
)
り給ひぬ。母は既に父
在
(
いま
)
せし頃よりわが身の八重といふ
妓
(
ぎ
)
に
狎
(
な
)
れそめける事を知り玉ひき。
矢はずぐさ
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
「
遠路
(
えんろ
)
浜松城
(
はままつじょう
)
からおこしのお使者、ごくろうです。福島市松ご
案内
(
あんない
)
申
(
もう
)
しあげる。こちらへ」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「帰りがけの些細な土産ものやなにか、
一寸
(
ちょっと
)
用達
(
ようた
)
しに出掛けておりますので、失礼を。その娘の如きは、景色より、見物より、蟹を
啖
(
くら
)
わんがために、
遠路
(
えんろ
)
くッついて参りましたようなもので。」
菊あわせ
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“遠路”の意味
《名詞》
遠い道程。
(出典:Wiktionary)
遠
常用漢字
小2
部首:⾡
13画
路
常用漢字
小3
部首:⾜
13画
“遠”で始まる語句
遠
遠方
遠慮
遠近
遠退
遠江
遠山
遠音
遠眼鏡
遠州