)” の例文
おばこ此のぢよめえね(このごろ見えぬの意)風でも引いたかやと案じられ、コバエテ/\、風も引かねど親んちやんびしぐで(東北方面には濁音が多い)籠の鳥、コバエテ/\。
春雪の出羽路の三日 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
与次郎のくしたかねは、たかで弐拾円、但しひとのものである。去年広田先生が此前このまへいへを借りる時分に、三ヶ月の敷金しききんに窮して、りない所を一時野々宮さんから用つてもらつた事がある。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)