通弁つうべん)” の例文
通弁つうべんにはアレキサンドル・シーボルトがあるから差支さしつかえないけれども、日本文の書翰を颯々さっさつと読む人がない、と云うので英人から同行を頼まれた。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
先生はごうも平日とことなることなく、予が飲食いんしょく起臥きがの末に至るまで、力をつくしこれをたすけ、また彼地かのち上陸じょうりくしたる後も、通弁つうべんその他、先生に依頼いらいして便宜べんぎを得たることすこぶる多ければなり。
始めて日本に英辞書を入るその時に私と通弁つうべん中浜万次郎なかはままんじろうと云う人と両人がウエブストルの字引じびきを一冊ずつかって来た。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
そのほか同行の人は、船を請取るのですから海軍の人も両人ばかり、又通弁つうべんの人も行きました。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)