トップ
>
逗
>
とど
ふりがな文庫
“
逗
(
とど
)” の例文
勝四郎
熟
(
つらつら
)
思ふに、かく
落魄
(
おちぶ
)
れてなす事もなき身の何をたのみとて遠き国に
逗
(
とど
)
まり、
六八
由縁
(
ゆゑ
)
なき人の
恵
(
めぐみ
)
をうけて、いつまで生くべき命なるぞ。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
その日は一日さうして孤島に
逗
(
とど
)
まつて私は又しても退屈さうに湖上を遠く眺めて早く夜が明けて明日になることを思つた。
湖光島影:琵琶湖めぐり
(旧字旧仮名)
/
近松秋江
(著)
猶
逗
(
とど
)
まりて
三八
いたはり給へと、
実
(
まこと
)
ある詞を便りにて
日比
(
ひごろ
)
経
(
ふ
)
るままに、
三九
物みな
平生
(
つね
)
に
邇
(
ちか
)
くぞなりにける。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
一〇
伴
(
ともな
)
ひに
後
(
おく
)
れしよしにて
一宿
(
ひとよ
)
を求めらるるに、
一一
士家
(
しか
)
の
風
(
ふう
)
ありて
卑
(
いや
)
しからぬと見しままに、
逗
(
とど
)
めまゐらせしに、其の夜
一二
邪熱
(
じやねつ
)
劇
(
はなはだ
)
しく、
起臥
(
おきふし
)
も
自
(
みづか
)
らはまかせられぬを
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
逗
漢検準1級
部首:⾡
11画
“逗”を含む語句
逗留
御逗留
長逗留
御逗留中
逗子
永逗留
逗留中
逗留客
久不許逗留
徒逗留
御逗留遊
田越逗子
相州逗子