“辺(ばた)” の例文
旧字:邊
二人はお壕辺(ばた)の広い通りに出た。夜が更けてもまだ十二時前であるから彼方此方(あちらこちら)、人のゆききがある。月はさやかに照(てり)て、お壕の水の上は霞んでいる。
二少女 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
私の故郷(くに)は瀬戸内海の海(うみ)つ辺(ばた)で、ヂストマと懶惰漢(なまけもの)と国民党員の多い所だが、今度の総選挙では少し毛色の異(ちが)つた人をといふので、他(よそ)の県で余計者になつた男を担(かつ)ぎ込み