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辛
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や
ふりがな文庫
“
辛
(
や
)” の例文
辛
(
や
)
っと二十号まで出した頃、極堂氏が、せめて三百部売れるなら収支が償って継続されるが、それだけ売れぬから、もう廃刊するといって来た。
鳴雪自叙伝
(新字新仮名)
/
内藤鳴雪
(著)
「私は澤山です。あなたのがなくなりますから。」と冷吉は、もじ/\する心持を押へるやうにして
辛
(
や
)
つとさう言つた。
赤い鳥
(旧字旧仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
それであるからして、紛乱した網を
辛
(
や
)
っと跳ね退けたかと思うと、眼前の壁はすでに雲を貫いている。
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
辛
(
や
)
っと半分起き上って、前へ踏み出そうとしたが足に少しも力が無く、直ちにドシンと倒れて了った、倒れる拍子に、初めて「ウーン」と云う呻きの声が口から洩れたが
幽霊塔
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
それに生れて
辛
(
や
)
っと五月ばかしの赤子さんを、
懐裏
(
ふところ
)
に確と抱締めて御居でなのでした。
昇降場
(新字新仮名)
/
広津柳浪
(著)
▼ もっと見る
須貝 はあ、なるほど、
辛
(
や
)
っとわかった。
華々しき一族
(新字新仮名)
/
森本薫
(著)
「こりゃ酷い!」法水が
辛
(
や
)
っと出たような声で
夢殿殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
“辛”の解説
辛(しん、かのと)は、十干の8番目である。
陰陽五行説では金性の陰に割り当てられており、ここから日本では「かのと」(金の弟)ともいう。
(出典:Wikipedia)
辛
常用漢字
中学
部首:⾟
7画
“辛”を含む語句
辛々
辛苦
辛抱
辛労
塩辛
唐辛
辛夷
鹽辛
鹽辛聲
辛酉
唐辛子
世智辛
苦辛
辛子
居辛
辛防
御辛抱
辛未
辛而
辛気臭
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