“軽佻浮薄”の読み方と例文
読み方割合
けいちょうふはく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私が今日ここにお話しいたしましたデンマークとダルガスとにかんする事柄は大いに軽佻浮薄けいちょうふはくの経世家をいましむべきであります。
それが今日のやうな話下手になつたのは、江戸つ児の軽佻浮薄けいちょうふはくな癖がしみ/″\いやになつて、中年頃から自分で自分をたしなめるやうに仕向けたせゐである。
青春物語:02 青春物語 (新字旧仮名) / 谷崎潤一郎(著)
……都の奴等やつらと来たら、全く軽佻浮薄けいちょうふはくだ。あのような惰弱だじゃくな逸楽に時を忘れて、外ならぬうぬが所業で、このやまとの国の尊厳をきずつそこねていることに気がつかぬのじゃ。
なよたけ (新字新仮名) / 加藤道夫(著)