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軌道
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きだう
ふりがな文庫
“
軌道
(
きだう
)” の例文
しかしそれぞれ突進し、しかも
軌道
(
きだう
)
の上を走ることもやはり機関車と同じことである。この軌道は或は金銭であり、或は又名誉であり、最後に或は
女人
(
によにん
)
であらう。
機関車を見ながら
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
此處
(
こゝ
)
は
谷間
(
たにま
)
に
據
(
よ
)
る一
小村
(
せうそん
)
で
急斜面
(
きふしやめん
)
は
茅屋
(
くさや
)
が
段
(
だん
)
を
作
(
つく
)
つて
叢
(
むらが
)
つて
居
(
ゐ
)
るらしい、
車
(
くるま
)
を
出
(
で
)
て
見
(
み
)
ないから
能
(
よ
)
くは
解
(
わか
)
らないが
漁村
(
ぎよそん
)
の
小
(
せう
)
なる
者
(
もの
)
、
蜜柑
(
みかん
)
が
山
(
やま
)
の
産物
(
さんぶつ
)
らしい。
人車
(
じんしや
)
の
軌道
(
きだう
)
は
村
(
むら
)
の
上端
(
じやうたん
)
を
横
(
よこぎ
)
つて
居
(
ゐ
)
る。
湯ヶ原ゆき
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
そして私たちが彼の無限と全能と
遍在
(
へんざい
)
とを最も
明
(
あき
)
らかに讀み得るのは、神の造り給うた數知れぬ星が音なく
軌道
(
きだう
)
を辷りゆく雲なき夜の空である。私はロチスター氏の爲めにお祈りしようと跪いた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
平次の話はいよ/\眞面目な
軌道
(
きだう
)
に乘つて來ました。
銭形平次捕物控:157 娘の役目
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
“軌道”の意味
《名詞》
物事が進行する一定の方向。安定した生活や運営の継続。
(出典:Wiktionary)
軌
常用漢字
中学
部首:⾞
9画
道
常用漢字
小2
部首:⾡
12画
“軌道”で始まる語句
軌道上