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車窓
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まど
ふりがな文庫
“
車窓
(
まど
)” の例文
駅燈がちらと
車窓
(
まど
)
をかすめると、やがて車体が転車台のところでがたがた
跳
(
おど
)
ったものだから、うとうとしかけたばかりの若い女は、その震動と音響で目をさました。
ペルゴレーズ街の殺人事件
(新字新仮名)
/
モーリス・ルヴェル
(著)
『休暇で帰るのに
見送
(
みおくり
)
なんか
為
(
し
)
て貰はなくツても
可
(
い
)
いと言つたのに、
態々
(
わざわざ
)
俥でやつて来てね。
麦酒
(
びーる
)
や水菓子なんか
車窓
(
まど
)
ン中へ抛り込んでくれた。
皆様
(
みなさん
)
に宜敷ツて言つてたよ。』
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
『休暇で歸るのに見送りなんか
爲
(
し
)
て貰はなくつても可いと言つたのに、態々俥でやつて來てね。
麥酒
(
ビール
)
や水菓子なんか
車窓
(
まど
)
ン中へ
抛
(
はふ
)
り込んでくれた。皆樣に
宜敷
(
よろしく
)
つて言つてたよ。』
鳥影
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
途中の
焦燥
(
もどか
)
しさは、まるで
際涯
(
はてし
)
もない旅をしている気持であった。畑や村が
車窓
(
まど
)
をかすめて後へ後へと消え、沿道の電線は、
鞦韆
(
ぶらんこ
)
からでも眺めるように、目まぐるしく高まったり
陥
(
お
)
ちこんだりした。
情状酌量
(新字新仮名)
/
モーリス・ルヴェル
(著)
車窓
(
まど
)
の前を野が走り木立が走る。時々、
夥
(
おびただ
)
しい草葉の
蒸香
(
いきれ
)
が風と共に入つて来る。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
▼ もっと見る
若い男がそういって
車窓
(
まど
)
をあけると、老紳士は額を拭きながら
ペルゴレーズ街の殺人事件
(新字新仮名)
/
モーリス・ルヴェル
(著)
“車窓”の意味
《名詞》
列車や自動車などの窓。
(出典:Wiktionary)
車
常用漢字
小1
部首:⾞
7画
窓
常用漢字
小6
部首:⽳
11画
“車”で始まる語句
車
車夫
車輪
車掌
車室
車前草
車蓋
車力
車駕
車座