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おきふし
ふりがな文庫
“
起居
(
おきふし
)” の例文
守
(
かみ
)
の本宅のほうにも隠して住ませておくことはできたのであるが、そうしたみじめな
起居
(
おきふし
)
はさせたくないとして別居をさせ始めたのであって
源氏物語:52 東屋
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
とにかく今日まで、
離庵
(
はなれ
)
の丹下左膳のうえに、なんとなく心もとない
起居
(
おきふし
)
が続いていたのだった。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
少くとも
現在
(
いま
)
のお
心境
(
こころもち
)
では。……その心境拙者にはよく
諒解
(
わか
)
りまする。……さて拙者お
暇
(
いとま
)
つかまつる。拙者どこへ参ろうと、この血曼陀羅の紙帳を釣って、
起居
(
おきふし
)
いたすでござりましょう。
血曼陀羅紙帳武士
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
楽
(
たの
)
しく
起居
(
おきふし
)
を
偕
(
とも
)
にした
時代
(
じだい
)
の
現世
(
げんせ
)
らしい
気分
(
きぶん
)
が
復活
(
ふっかつ
)
して
来
(
き
)
たのでした。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
菖蒲
(
あやめ
)
の寮に
優雅
(
みやび
)
た
起居
(
おきふし
)
をしていて、風にも堪えぬほどなよやかに見える御方、その女に、どうしてこんな秘練の妙手があるのだろうか? ——しかも御方は、重左の杖を引かせもせずに押さえつけて
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“起居”の意味
《名詞》
起居(ききょ)
立ち居振舞い。日常生活。
安否。動静。
(出典:Wiktionary)
起
常用漢字
小3
部首:⾛
10画
居
常用漢字
小5
部首:⼫
8画
“起居”で始まる語句
起居振舞
起居挙動
起居動作
起居注
起居周旋
起居舎人