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赤楝蛇
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やまかがし
ふりがな文庫
“
赤楝蛇
(
やまかがし
)” の例文
はたと、これに空想の
前途
(
ゆくて
)
を
遮
(
さえぎ
)
られて、驚いて
心付
(
こころづ
)
くと、
赤楝蛇
(
やまかがし
)
のあとを過ぎて、
機
(
はた
)
を織る
婦人
(
おんな
)
の
小家
(
こいえ
)
も通り越していたのであった。
春昼後刻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
道のべに
赤楝蛇
(
やまかがし
)
多きをおどろきつつ
西浦上
(
にしうらかみ
)
をもとほりて
来
(
く
)
も
つゆじも
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
枯葉に音をたてる
赤楝蛇
(
やまかがし
)
の、その心ままなる行衛。
測量船
(新字旧仮名)
/
三好達治
(著)
曲角
(
まがりかど
)
の青大将と、この
傍
(
かたわら
)
なる菜の花の中の
赤楝蛇
(
やまかがし
)
と、向うの馬の
面
(
つら
)
とへ線を引くと、細長い三角形の
只中
(
ただなか
)
へ、封じ籠められた形になる。
春昼
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
赤楝蛇
(
やまかがし
)
が、
菜種
(
なたね
)
の中を輝いて通ったのである。
春昼
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
赤
常用漢字
小1
部首:⾚
7画
楝
漢検1級
部首:⽊
13画
蛇
常用漢字
中学
部首:⾍
11画
“赤”で始まる語句
赤
赤児
赤子
赤蜻蛉
赤裸
赤銅
赤煉瓦
赤毛布
赤城
赤飯