“やまかがし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
赤棟蛇50.0%
赤楝蛇40.0%
山棟蛇10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
甲の方は相当に綺麗だが、たなごころの中に、薄赤い連銭模様があり、それが赤棟蛇やまかがしの脇腹のように、腕の上にまで延びていた。彼はその手を投げ出すようにした。
指と指環 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
道のべに赤楝蛇やまかがし多きをおどろきつつ西浦上にしうらかみをもとほりて
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
気にいりのお年をつれて水上堤みなかみづつみへ摘草に行ったとき、とつぜん、石垣のあいだからニョロニョロと一匹の山棟蛇やまかがしが這いだした。
顎十郎捕物帳:15 日高川 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)