賣歩行うりあるき)” の例文
新字:売歩行
いとはず未明みめいより起出て枝豆えだまめ其外時の物を自身じしん賣歩行うりあるき難澁なんじふをもいとはず孝行盡し候だん幼年えうねんには似合ざる孝心奇特きどく之事に候よつて御褒美はうびとして鳥目てうもく十貫文とらつかはす
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
賣歩行うりあるきとき晋子しんし其角きかくが贈りし述懷じゆつくわい名吟めいぎんなる事は世の人の知る所にしてに定めなきは人の身の上ぞかし偖も越後浪人新藤市之丞が心がらとは云ひながら今は紙屑かみくづ屋長八と名乘なのり裏店うらだな住居ずまひとなりしかど追々商賣に身を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)