“象鼻”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ざうび33.3%
ぞうはな33.3%
ぞうび33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
滿谷みつたに君外三人の画家が象鼻ざうびを上げた様な奇態な形の瓦楼ぐわろうの一かくを写生し終るのを待つて一緒に郊外に出たが、何処どこまでもみち幅のひろい、そして黄ばんだ白楊はくやうの並木の続いて居るのが愉快であつた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
お宮の扉の上にある象鼻ぞうはな獅子頭ししのあたま彫刻ちょうこく、それから宮の中のかしりの鳩やにわとりなども、昔手をふれたままなのがたまらなくなつかしい。
落穂 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
獏は哺乳類のうちの奇蹄目きていもくで獏科の動物だ。形はさいに似て、全身短毛をもっておおわれ、尾は短く、鼻及び上唇は合して短き象鼻ぞうびの如くサ。前肢まえあしに四、後肢に三趾を有す。
獏鸚 (新字新仮名) / 海野十三(著)